スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

未だ先の見えない暗闇の中

前に俺のカウンターパートがきちんとキャンプに来るか来ないか分からないと書きました。彼はこのキャンプで唯一英語を話せる男。いざ急に細かい説明が必要となるといなくてはとても困るのだ。

しかし来ない!1日目に電話すると『今日の夕方いく』と彼は言った。

しかし来ない!!1日目の夕方に電話すると『明日いく』と彼は言った。

しかし来ない!!!2日目の昼に電話すると『今日の夕方いく』と彼は言った。

しかし・・・おっ!来た!!2日目の夜中なり。ほっと一息。ちなみに彼はアレッポにあるすべての環境クラブのボスです。つまり本当は一番いなくてはいけない人。2日目の夜、まぁ上出来か・・・

フォローするわけではないのだが彼はやるときはやる。3日目からのキャンプは内容というより質が劇的に変わるのであった・・・

では劇的に変わる前の話しをしようか。

bordertur.jpg

2日目の朝。すでに運営側には何のプランもなし。とりあえずシャバーブ(若者)どもを近くのトルコ国境まで『朝の散歩』と称し歩かせることとなった。俺も同伴。

シリア人の距離間隔ほど当てにならないものは無い。

当初『片道2キロ』と称された道のりは軽く片道5キロを超え、朝の散歩ごときで2時間以上かかる。しかも山岳部なので涼しいかと思いきや、灼熱の太陽は健在。一応ビデオカメラを撮っていたのだが、シャバーブどものピース攻撃に撮る気が失せる。

そして何よりも驚いたのがシャバーブどもの行動である。
国境までの道のり、捨てる捨てる。ゴミをポイポイとね。貴様ら、こんな国境近くの村まで何しに来たと思ってる?一体何に参加しているつもりなんだ?

トルコ国境に着くやいなや踊りと歌が始まった。一応トルコ国境あたりで出来るアクティビティーをひとつ用意していったのだがそれは『皆で耳を澄ませ自然の音を聴き、それを体で表現する』といった趣向のもの。引率している大人までもが歌っている最中、躊躇なく諦めることができた。

10時半ごろ学校に帰る。すると『んじゃタクヤに何かやってもらおうか』的雰囲気になってる。そう、言った通りもう既にやることが無いのだ。おいおいおいおい、あなたたち『準備の時間』って知ってますか?なぜあらかじめ言っておかねぇ!?

しかし弾はある。こんなこともあろうかといつでも出来るようにしてあった。元ネタはヨルダンの環境教育団体からパクリ(許可とってますよ)、修正を加えたものだ。だが問題はこのアクティビティーの内容を事前に説明してある俺のカウンターパートがいないこと。ここで俺がアラビア語でやってはきっとグダグダになってシャバーブどもは飽き出して崩壊する。何より俺の目的はあくまで『技術移転』なので俺がやってはしょうがない。それにめんどくさい。

~アクティビティー内容~(グループワーク)
①朝の散歩を思い出し、そこでみた環境に関するもので好きなもの嫌いなものを3つずつ絵に描く。
②大きな紙にこの地域の地図を書き、先に書いた絵をどこで見つけたのか分かるように貼る。
③嫌いなものをどうすれば好きなものに変えられるかグループで話し合い。
④各グループ、地図を見せながら発表。

likeanddis.jpg

30分の猶予をもらい、そこにいた女の先生に説明。そして実行してもらい、俺はビデオ撮影しながらフォローに回る。急にふったにしてはよくやってくれました。この先生。
まぁそんなに難しくないはずだったのだが、始めは絵に書いてもらうはずが「絵では表せない」と文字を書き出すやつが続出。予想もしない行動にあたふただったけど。

しかしいい効果もあり。
思えば充分な自己紹介も無いままシリアの環境キャンプに日本人がいるということに皆『?』だったハズ。始めはどーやら変な日本人カメラマンだと思われていたようだ。だがこのアクティビティーを境に少々周りの目が違ってきた。『どーもこの変な日本人がいることには意味があるらしい』と。ここいらからシャバーブどもも言うことを聞くようになる。バカな子ほどかわいいというがその境地である。

「午後もなんかやるか?」とキャンプの責任者に言われるが丁重にお断り。ちょっと待て!!あなたたちも何かあるでしょ!?何か!!
そしたらゲストスピーカーがプレゼンしてた。うまいプレゼンで参考になる。
うーーんちょっといい感じになってきたかな?と思ったのもつかの間、夜は大量の蚊に悩まされ、ほぼ眠れなかったのだった・・・
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。