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多民族国家マレーシアの影(マレーシアPart3)

マレーシアは多民族国家である。マレー人、中国系(客家)、インド系を軸にしているが沢山の少数民族(マレー系)も住んでおり、彼らが一つの国を形成している。そのため言語も多様である。宗教だって一つではない。イスラムがマジョリティーではあるけどキリスト教、ヒンドゥー教、仏教そして土着の古くからある自然信仰など・・・
沢山の『色』が織り成す一つの国家。多民族国として模範的なものであるような感じもするが、実際はそんなに甘いものではないようである。
「他のグループに接触を持つことはタブーみたいなもの」
同期にはこういわれたのだ。

マレーシア政権は独立以来、マレー系・中国系・インド系の政党による連立政権である。だが国の内情は政治をマレー系が握り、経済を中国系が握る構図となっている。経済的に優位に立てないマレー系、中国系の中でも英語もしくはマレー語教育を受けておらず、経済的にのし上がれない中国系の不満は、実際1969年に首都クアラルンプールで死者200名近い衝突を起こす形となった。(ウィキペディアより)

マレー系はマレー人優遇政策として知られるブミプトラ政策を展開し、マレー系を政治・経済の両面で優遇するという正直かなり悪い意味で差別的な政策を敢行し、主に中国系との経済格差をなくそうと試みたが、逆にマレー系のハングリーさを減少、そして恐らく中国系のハングリーさを上昇させる。政策を進めるマレーシアの首相自身に『マレー人は勤勉さが足りない』と言わしめる結果となった。
同期Aの通う大学でも相対的に中国系生徒の方が出来がいいらしい。過去の統計に大卒の4,4000人が就職を出来なかった年があるが、その94%がマレー系であった年がある。人口統計はマレー系6割で中国系3割であるから、明らかに市場では中国系学生が好まれたということになろう(まぁ中国系企業が多いからともいえるだろうけど)。一方で奨学金などを伴う留学話において、出来のいい中国系生徒がはずされ、この中国系学生より選考理由が不明瞭なマレー系の生徒が選ばれたという話も実際に聞いた。

こういった国、とても危うさを感じる。『他への無関心』が国の統一を支え、政策が国民をエスニックグループ間で差別する国。こんな国が他に・・・結構ありそうだ。ちょっと種類と程度が違うかもしれないけど、日本もそうでしょう。人の振り見て何とやら。最近多いですわ、こんなんが。

不安要素を抱えていない国なんてあまりないだろうけど、人間の権利や尊厳の根幹に関する問題を抱える国というのは、近かれ遠かれ必ず変革が起こると思う。その時が穏便に来るか、衝突を伴うかはインシャッラーなのかもね。(もう色々調べるときりが無いので諦め〆!!)
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