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ガザ撤退-問題はまだ山ずみ-

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『ガザ撤退かー』(8月15日)の続き。
写真はパレスチナ人少年が入植地の前にパレスチナの国旗を上げてる様子。ちなみにこの写真ロイター通信の写真館にあった。(使っていいよね?)

17日になってイスラエル軍と警察はガザ退去を拒否するイスラエル人入植者の強制退去を始めたようです。何度も言うけどここは占領地。出て行くのは当たり前なんですが、イスラエル人にこの地に住むことを奨励したのはイスラエル政府。その政府が手のひら返して出て行けって言うんだから住民たちだって「おいおい!!」って思うわな。特に、生まれてからこの方ずっとこの地に住んできた人たち。自分の家を捨てなければならない彼らの気持ちってのは想像し難いものです。しかし、この退去者の中の何%が、昔自分たちの祖先が同じことをパレスチナ人に強制したのだと気がついたでしょうかね・・・
まぁともかく彼らも政府の占領政策の犠牲者なのかも。政府は今回の退去者についてきちんと保障をすべきだと思います。

さてさて、BBCやCNNなどシリアで見られるニュースでも今回の撤退に関して特集組んでニュースしてます。そこには警官に担がれて強制退去させられるイスラエル人や、ガザ解放を喜ぶパレスチナ人のパレードの映像がグルグルリピートされてますが、正直「おいおい!パレスチナ人!いいのか無邪気に喜んでて!!」って感じです。ここで、これからガザやパレスチナで起こりそうなネガティブなことを羅列します。

1.すでに始まっているようだが、とりあえずガザから共通の敵であるイスラエルの存在がなくなることによってガザ内部のパレスチナ人による権力争いの激化。

2.失業率40%以上(これは日雇い労働者を含んでいないから常時就業者だけをカウントするともっと悪くなる)、貧困層70%と言われるガザ。イスラエルが撤退したからといって別にこの超最悪な経済状況が良くなるわけではない。ご存知の通り、パレスチナ政府は汚職の宝庫。一気に不満爆発するかも!?

3.上の『2』に関連して。第2次インティファーダ(2000年9月)が始まって以来、ガザからイスラエルに出稼ぎにいける人は極端に減ってます。セキュリティーを理由にイスラエルがガザ-イスラエル間の通行を厳しくしたためです。残念ながらガザのパレスチナ人にとって一番いい仕事はイスラエルでの日雇い労働。通行規制が緩和されなければガザは牢屋のようなもの。国境線だってイスラエル管理だし、海だって数キロ先にはイスラエル軍の巡視艇。結局何が変わるんだ?

4.今回強制的に退去させられた入植者たち。いったいどこへ向かうのでしょ?実はヨルダン川西岸の入植地に移される人もいるらしい(真偽はまだ不明)。本当だとしたら占領地から占領地へ。意味ねぇー

まぁもっとあるけど。今はこれぐらいに。これから上の4つに補足します。
まず1番。パレスチナ自治政府は『ファタハ』というグループによって成り立ってます。現在の議長アッバスが所属するところです。んでもってこの自治政府に参加せずにいるもう一つの巨大グループ『ハマス』。主にこの2つのグループの主導権争いになると思われます。それにイスラミックジハードとかPFLPとか有力グループがどうからむか。権力権力・・・もうちょっと協調すりゃ-いいのに。しかも彼ら、自分たちのグループ内部でも派閥が。おいおいって感じです。
さらにガザはこれまで西岸よりもイスラエル軍の侵攻とかがひどかったせいか、西岸地区に比べて、ファタハより強硬派のハマスに対する住民の支持が高いんです。内戦みたいになんなきゃ良いけどね・・・
それに関連してか、現在治安が少しずつ悪化しているようです。ガザで働くUNRWA(国連パレスチナ難民救済機関)の方も危ないので一時エルサレムに移るそうです。「リロケーション(移転)と言う名のエヴァキュエーション(避難)が行われる。」って言ってました。

次2番と3番。イスラエル人がガザからいなくなった後、元入植地にあった建物や家はパレスチナ人が使えるようになるものが結構あるらしいんです。TVで見たけどすっごいキレイな家!あんなの住めたらサイコーって感じのが結構あった。まぁそれらが一般の人たちにどれほど渡るか分からんけど、とりあえずはガザの住民の心には開放(解放)感が生まれるでしょう。
でも彼らはすぐに直面するでしょう。仕事は?お金は?イスラエル人がいなくなっても貧乏のまま?って。
もちろんイスラエルの占領がガザ内部でなくなるということは、これまでイスラエル軍にセキュリティーを理由にガザを分断され、ガザ内の隣の都市へ行くのでさえ満足な移動をさせてもらえなかったり、攻撃でインフラを破壊されたりしていた状況に比べ経済活動がやりやすくなるのは確か。でもそれが経済回復の決定打になるかなー?はなはだ疑問です。

んで最後の4番。西岸にはでっかい入植地がいくつもあってそれらを解体しようとはシャロン首相(イスラエル)はつゆにも思ってない。将来それらはイスラエルに併合したいらしい。だから今、そういった入植地の規模をどんどん広げている。今回強制退去になった人たち。こういった所に移されるのかなー?って思ってます。パレスチナ、いつになったら独立できるのやら・・・
入植地や西岸の状況ついては今度ゆっくり書きます。気が向いたらね。

この撤退。これからの数ヶ月。双方にどんな影響をもたらすかは予想できません。これまでの状況を見れば悲観的にならざるを得ないんだけど。でもいっつも「今度こそは今度こそは」って思わずにはいられないんです。
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コメント

お詫び

この記事に最初「自治政府の首相アッバス」って書いちゃったけど正しくは「議長アッバス」です。お恥ずかしい・・・お詫びして訂正します。

知ってる

そー俺も最近気がついてたんだよねー。文字が多いなって・・・
でもパレスチナに関してはこれでも書きたいことの3割ですがな。自分の意見をまとめるとかすっごい下手でさー。どーにか要点だけ拾ってくださいませ。

はみ出してるかー・・・『やっぱり』ってところに自覚があるんだなと思ってホッと◎

読んでて思ったこと。

文字多い。。。。
でも大変そうだね。。

わたしは社会人として立派にやっているつもりですが、やっぱり相当はみ出しているみたいですよ。。。

一日平均労働時間13時間で頑張ってます。

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