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シリア最大級の遊園地の力

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前々から気になっていたダマスカス郊外の遊園地『Happy Land』。そこを訪れる機会がついにやってきました。
ダマスカス中心部から車で25分。シリアでは見たことのない巨大テーマパーク。
昔、ゴミ工場に見学に行った時、その途上でたまたま見つけて友達といつか行こうと約束していました。

なぜか夜しかやっていないということなので7時半ごろ到着。そしたら開始は8時からとな。おせぇーと思いつつ待っていたのだが10分前になっても始まる気配なし。ていうかもっと前からその日の安全点検とかせんのか?

5分前。どこからともなく人がワラワラと。とりあえず1回テストして、はい乗れますよ。普通こんなもんなのか?まぁいいかな?とか思っちゃった俺たちも俺たちだけど。

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この遊園地を彩るのは様々なディズニーキャラクターたち。ミッキーマウスでしょ、ドナルドダックでしょ・・・・
ここはシリアのパクリ精神結集の地です。なんつーか思うんだが自分たちで何か作り出そうとか、せめてアメリカ製のキャラクターは使わないとかそういう誇りとか意地とかはないのだろうか?

入園して30分でもうお腹いっぱい。運営、内装、スタッフのやる気。何もかもがある意味で完璧。

トイレ一つをとっても夢と現実の絶妙なコラボレーション。

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これはいい。あぁ女用トイレだなって素直に受け入れられる。

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問題はこいつ。男用トイレの入り口に描かれたこいつ。
ほら、けつ!けつをごらん!!毛ぇ生えてるよ!
ヒゲもそうだけど、ここでリアリティを求めることの意味が分からん。俺がシリア人でこの園を成功させたかったらコレは描かねぇ。

とにかく、語りつくせないほどのものがここにはあった。なので次回に続きます。今度はアトラクションの感想を紹介。

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ところで、写真のこいつの名前を知っている方は教えてください。気になってしょうがないんです。
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モスクのタダ飯

午後5時過ぎ。モスクから流れる言葉はその日の断食の終わりを告げる神の言葉。抑えていた食欲を解き放ち、食う。飲む。そして食後の至福のため息。

まぁ俺は全然断食してないから知らないけどまぁこんな感じだろうと思われる。でも後半は結構慣れてあんまりつらくないという話も。

イスラム色の強い農村に住む友達はきちんと断食をやっています。その彼がダマスカスに来た時、ウマイヤドモスク(イスラム教徒第4の聖地)にイフタール(断食開けの食事)に行きたい!と言い出した。キリスト教徒の村に住んでいる俺は知らんかったのだが、モスクでは貧しい人のためにラマダン中の約1ヶ月、食事が振舞われるらしいのだ。

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その日の5時5分ごろ。着いたはいいが中はもう満杯。モスクのどの扉も閉まっていた。「あー諦めて近くの中華屋さんにでもいこうかー」って思っていたところ、出口用の扉が開いているのを発見。何も分からないフリをして侵入。外国人の特権です。

ありゃーすごかった。人々が5・6人のグループをたくさん作ってお皿を囲んでいます。どのくらいいたかは分からないけど、1000人は軽く越える男たちの群れ。女性は建物内で食事をするそうです。

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味に関しては正直期待してなかった。だってタダだし、すごい量だし。おいしいわけない。
ところが・・・・・うめぇ・・・ホントにうめぇ!肉もちゃんと入ってるし。タダでこれは奇跡。

イスラムには貧しいものを助けなければいけないという教えがあります。この食事を用意しているのも慈善団体です。その慈善団体は一般の人の寄付からまかなわれています。シリア中のイスラム教徒からの贈り物(食事)。俺が食べるのは少し申し訳ない気がしましたね。
イスラム教。すんばらしい宗教だと思いませんか?

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食べ終わるとみんなあっという間にさよーなら。
食べ残しの残骸がモスクの広場のあちこちに・・・
それを清掃するボランティアもいるんだけど。写真の人はそのひとり。お揃いの緑のシャツ着てます。
でもなんかもうちょっとさーーー。考えようぜ、シリア人。

太鼓をたたいて歩き回る男の話

真夜中の2時半。最近この時間に太鼓をたたきまくって街を歩き回る男がいます。太鼓に合わせて何かしら叫んでもいます。普通なら迷惑この上ない。犯罪です。

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しかし、ラマダン中の今、彼はむしろ感謝される存在なのです。

知ってのとおり、ラマダン中のイスラム教徒は特別な理由がない限りは日中に一切のものを摂ることが禁止されています。なので、皆(でもないけど)、日が昇る前に起き、食うのです。日中を乗り切るために。彼はその時間を告げに街を歩いているのです。「起きろ。飯だ。」ってね。

驚いたことに彼らは完全なボランティア。モスクなどから派遣されているわけでもなく自分の意思でやっているそうな。まぁラマダン中やラマダン後、周りの家々を彼らは訪ね、ちょっとしたお駄賃みたいなものを貰い歩くんですけど。俺もこの前来たので25SP(50円くらい)あげました。

たまに『うるさい』という人もいるけど俺は全然気にならない。あのくらいでは起きんからね。寒い中お疲れさんだ。シリア人に久々の◎。

大変なことが判明した

うちの村からダマスカスへダイレクトで行く方法は早朝のバスのみです。金曜以外の朝5時半と6時。2台のバスが村を通ってダマスカスへ。所要時間約2時間半。普通に近くの都市を経由してダマスカスに行くと4時間以上かかるので時間も短縮、さらにお金も節約という優れもの。朝が早いのだけを我慢すれば・・・
いつも行きたい日の前日にアブ・ジアッドというおっさんに「明日ダマスカス行きたいから席1つ下さいな。」と電話します。そんで予約完了。俺はいつも6時の方を使っていた。まぁ過去10回くらいかな?

ところが最近、予約の電話の時に電話口で彼がおかしなことを言うようになってきたんですよ。「明日は遅れるなよ」みたいな。
そして今回、ダマスカスへ行くための予約の電話の時に「明日は5時半だからな」と彼はいいました。「6時じゃないの?」「いや。5時半だ。」

一応世間話的に村の人に「なんで5時半なんだろうね?」と聞くと、「今はラマダン中で仕事の時間がいつもより早いからだと思うよ」とな。
あーなるほど。確かにラマダン中はJICAでもシリア人スタッフはいつもより30分早く始まって、30分早く終わります。
5時半・・・早いけどまぁしょうがないか・・・

次の日の朝。冷たい雨と濃霧。不吉なことを予感させます。その中で5時20分からバス待ちです。予想通り遅れて5時40分にバスが着きました。
『あーやっと来た・・・』と思って乗り込んだとき、思わず出た言葉が「ごめん!!」だった。
『俺は今まで違う人のバスに乗っていた』んですわ。運転手がいつもと違ぇ・・・つまり、いつも5時半に来るバスの運ちゃんに電話して席をもらい、6時の違う人のバスに乗っていたんです。

もーーほんとに申し訳なくて謝りまくりました。でも「気にすんな。これからは5時半だからな」とな。でかいね、人間が、アブ・ジアッドは。

これによって2つのことが判明。まずは俺がこの4ヶ月以上違うバスに乗っていたこと。
そして、このバス。予約しなくても乗れんじゃんってこと。なんで6時の人は俺に今まで何も言わなかったんだ?今度からは予約するかしないかで悩みそうです。

帰って早々にやる気をなくす

久しぶりに家に帰ってきた。ここのところアレッポに行ったり、ダマスカスで仕事があったりで村に全然帰ってなかった。途中一晩だけ帰ったけど、それを抜かせば丸1ヶ月帰ってなかった。今回も帰る必要はなかったのだが、さすがに家が心配だし、この前NGO本部に村人から『Takuはいるか?どうしてる?』という電話があったらしいし。『家を出る時は誰かにちゃんと伝えなさい』ってスタッフには言われたんだが・・・俺は子どもかい・・・

んで、やっぱ久々に帰ってみると予想通り困ったことが起きてます。
まず、肉買ってきたのに冷凍庫の扉が開かない。

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うちの冷凍庫はちょっと使わないとすぐに霜みたいなのができて、中に入れておいた物ともどもフローズン。時には扉もパッチリ閉まったままビクともしない。これはもう電源を切って半日くらいかけて溶かすしかない。これっていい対策方法はないものか?

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そして雨漏り。
これは参った。ホントに参った。水で天井の色が変わってます。
ただ、なんでかさっぱり分からん。うちは『コンクリート平屋建て』なんですよ。それなのに天井からポタポタたれてさー。丁度延長コードの上に・・・知らずにコンセント挿しちまったよ。たまたま電気が止まってて感電しなかったけど。
ていうか今日そんなに雨降ってないでしょ!?これから冬は雨シーズンなのにこんなんでどーすればいいのだろうか。早急に手を打たねば。
なんせ仕事の取りかかりが遅いシリア人。今のうち動かねば工事が終わるころには冬が終わる。

そんで最後に。寒い。
いやこれがハンパなく寒い。
今午後11時過ぎ。これ書きながらシャツにパーカー2枚(1枚は裏起毛)着てるけどブルブルしてる。外に出た感じでは10度くらいしかない。まだ10月だぞ。

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困ったことにうちには暖房器具が一切ない。いや、正確には古ぼけたストーブが1個あるのだが使い方が分からん上にうちの大家によってなぜかちょっと1人では下ろせないような所に置いてある。これはぬかった。

もーーーーホントめんどくさいわー。

お手つきは一回休みだ!

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日本フェスティバルがアレッポ大学でありました。
我ら環境グループも10日ほど前にかなり思いつきで出展を決め、準備不足ながらもブースを出しました。そりゃーもう想像を超える綱渡り。もちろん反省点はたっぷり。でもそれなりにやり切った感はあるから、今回の時点で満足はしています。写真は日本のゴミ分別体験コーナー。その上には分別されたものがどうやって処理もしくはリサイクルされるかを簡単に説明してます。

俺ら3人の環境教育隊員。全員男。最大の弱点は3人ともあんま器用じゃないタイプ。3人寄って、量は増えてもクオリティーが変わらない。水に砂糖を入れれば甘くなるけど、水に水を足したら水だということです。
なのでこの出展に関してかなり多くの人の助けをかりました。まぁほぼ外注であるといっても過言ではない。この場を借りて感謝感謝です。

うちのブース。ゴミがどのくらいで土に還るかとか、日本のゴミ分別体験コーナーとか(シリアのゴミは一切分別がない)、ゴミアートとかがあった中、一番盛り上がりを見せたのが『環境カルタ』。まぁこれも借り物なんだが、昔ヨルダンにいた環境協力隊員の方が作ったものをそっくりそのまま使ってみたわけさ。日本紹介にもなるし、環境教育にも使えるし、相当ナイスな代物です。

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『シリア人はこういう代物に結構燃える。』
と、いうことは予想していたので、まぁ男客は望めるだろうなとは思ってました。
が、予想以上だったのが女性参加。男性に混じって結構やる気マンマン。終いにゃカードの取り合いになったりして、華やかな女の戦いが見れました。

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問題点としては、『誰もきちんと連想してカードを選ばない』ということと『誰もお手つきのルールを守らない』ということですね。写真を見てください。みんなバラバラのカードを選びます。
いやー・・・カルタをやるにしては致命的です。前も言いましたけど、順番とかルールとかそういうシステマティックなものをシリア人は気にしません。さらに言うと、環境に関してはかなり知識が薄いのでどのカードを取ればいいのか分からなかったのでしょう。本当は環境教育の工程の中でリクリエーションとしてやるべきものだろうと思われます。
まぁそれにしても・・・少しは考えて動きやがれ。

日食は幼稚園が休みで雨ザーザー

10月3日。日食がありました。
少し欠けただけだけど俺もサングラスで確認。
シリアでラマダン前に日食が見れるとは・・・風情です。

その後アレッポ大学日本語センターに用事があってお邪魔しました。
日食ネタで少々盛り上がっていたのですが、様子が変です。
「太陽を見ちゃいけない!」
シリア人はそういいます。

日本なら学校で「今日は日食を観察しましょう」とかなりそうなところが、シリアでは日食中の太陽を見てはいけないというお触れが保健省かなんかから出ているらしいんです。理由は『危ない』から。始めは宗教的に日食はダメなのかと思いました。
多分こちらのサングラスは薄いとかであんまり太陽を見るのに適していないけど、日食とかになるとみんな見ようとするだろうから、それで「ダメ!」と言っているのだと思われます。

しかし何が驚いたかって、日食のために『幼稚園がお休み』なんです。これはちょっと意味分からん。家にいようが幼稚園にいようが見るやつは見るだろ?
シリア・・・楽しい国です。

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日食後、かなり久々に雨を見ました。
おそらく3ヶ月ぶりですね。
写真はアレッポ大学前です。ものすごい水溜りです。
確かに大雨だった。けどたった15分。そしてこれ。

シリアには排水溝がないんです。もしかしたらあるかもしれないけど、俺は見た事がない。冬になって雨が降る季節になったらどーすんだよ・・・
しかし日本と違うところは超乾燥な気候。止んだ途端に空気がモワッとしてみるみるうちに雨が蒸発していくのが分かります。そして2時間後には何事もなかったかのように。まーいらねぇのか排水溝。
シリアの自然を満喫した日でした。

トンガリコーンな村

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アレッポにやってきました。
25日から3日間ジャバル・アル・ホスという地域を見学です。
写真はジャバルの中の村の子どもたち。

今回の目的はこの地域でマイクロファイナンスプロジェクト(MF)を行っているUNDP(国連開発計画)がどんなシステムを使ってMFを行っているかを知り、そこから起こりうる問題点を見つけて、いいとこを盗むためです。

結果から言えばとても勉強になりました。自分たちのやり方から起こりうる問題も率直に話してもらえ、いいところだけでなく悪いところも話してくれる姿勢を尊敬しました。うちのシリア人上司ならそうはいかない。詳細は書いてしまうとレポート大になってしまうので省きます。

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1日・2日目はオフィスの人たちを、忙しい中質問攻めにしていたのですが、3日目は活動対象村に一緒に連れてってもらいました。写真はこの地域に多い、『コッベ』という手作りの建物です。冬は暖か夏は涼しいこのコッベ。人が住んだり、動物小屋になったり、用途は多彩なようです。
コッベの周囲にあるボツボツ見たいなのは石で、コッベを修復したりする時のための足がかりにするそうな。よく考えてあります。

俺も村落部に住んでいるんだけどここは全く違いますね。
家のつくりとか気候とか。特に気候は、というか降水量は全然違うから当然うちの村のように農業は出来ない。ここは年間で200ミリ程度しか降りません。正直うちの村より全然貧しい印象を受けます。

実際のところ、データ的にも貧しいんです。識字率とか最終学歴とかも低い。学校とかも少ないし、この地域156村全体で8個の診療所しかなかったり。
俺の所属するFirdosが農村開発を掲げていながら、なぜこういう地域の村を対象としていないのかという昔から少々抱いていた疑問がさらに深くなりました。

個人的には『気候に恵まれるかどうか』ということはその人の生活、そしてその人の属する社会の状態、すべてに決定的に影響するんだなと感じます。
特に雨って本当に大事です。

でもいつも思うのはその人が幸せかどうかというのは貧しいとかとは別であるということですね。もちろんあれがないこれがないと不平不満はどこへ言っても聞くけれど、自分の生活の中での楽しみ方をシリアの人々は知っているように思います。1日1回(いや・・・もっとか・・)は「ホッ」とする時間を持っているんですよ。幸せかどうかは心は決める。
俺はまだダメですね。日本の時のように何かしら追われている感じが抜けません。はやくシリアンになりたいです。

現れなかった優男

Firdosが奨学金給付をしていることは前に触れました。(8月3日『フランス語ハ話せマスカ?』と8月7日『こざかしい!!』参照)
やっと対象者が決まったんですが色々と問題が・・・まぁ今回は触れません。とにかく最大で30人採ると言っていたのに実際は14人。予算の関係上これだけになりました。かなりの狭き門です。

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ただ、その中に1人にうちの村に住む友達が選ばれました。マジドといいます。写真は昔結婚式に参加した時に彼を撮ったものです。ちょっと分かりにくいんですが髪の毛が長く後ろで束ねています。だから村では『シャール・タウィール(髪が長い)』というと彼の名前を知らない人も彼のことを話しているとわかる便利君です。ちなみに俺の知っている限りでは一番女の子への対応がうまく、優男でもあります。
彼はたしかに学業優秀だけどお金がないので、是非奨学金をあげたいなーと思っていた1人でした。

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ある日、奨学生をダマスカスの本部に集めて色々と事務手続きをする日があったんです。写真の真ん中の赤い人がうちのスタッフ。その周りが学生たち。お休みの日だったけどマジドが来るから俺も事務所へ行きました。お祝いを言おうかな?と思って。

まぁ結論から言うと『来やがらなかった』んです。ていうか14人中9人しかいませんでした。うちのスタッフも「電話してみる」って言ってたけど・・・・
なんでだ!!おめぇーら奨学金貰うんだろうが!!なぜ来ネェ!?あり得ません。
マジドは携帯持ってないし、家電知らないから連絡が取れず、この日以来俺も村に帰っておらず、本部にも行ってないので真相は未だ闇です。
今度あったときに問い詰めようと思います。場合によっては愛の鞭ですな。まぁ理由が分かり、ネタになりそうだったら報告します。
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